いろんな食事法がありますが、近年注目されている「プチ断食」もそのひとつです。断食に関しては、賛成派と反対派に大きく分かれるところです。
実際には、断食の健康効果というのは、あまり一般に知られていないように思います。今回は、食事のタイミングなども合わせて、プチ断食を普段の生活にどのように取り入れていけばよいかをまとめてみました。
食事法の基本、「プチ断食」
プチ断食の食事法には、ほんの少しのルールがあります。一緒にイメージしてみてください。
朝になって、起床時間になりました。顔を洗って朝食の支度を、といきたいところなのですが、ここでは朝食を摂らないことをおススメします。
「ブレイクファスト」とは朝食のことですが、このファストとは「断食」のことです。
夜眠っている間は物を食べていないので断食状態になっています。つまり、その断食を「破る」という意味になります。
せっかく夜からの断食が出来ているので、もう少しの時間続けてみましょう。お昼までは何も食べないようにします。これが「プチ断食」です。
プチ断食の効果
「なぜプチ断食?」ということですが、まず、老廃物を出す目的があります。
特にいけないのは、朝お腹がすく前に食べてしまうことですが、腸が動き出す前に食べ物が身体に入ってしまうと腸に負担がかかり、動きづらくなってしまうので老廃物が出なくなります。美容と健康には大敵です。
そのため腸が活動を開始するのを待つことが大事になってきます。
もう一つは朝ご飯を食べてしまうと午前中眠くなってしまい、仕事の効率が下がるということも理由の一つです。
血液が食べ物を消化するために胃に集まってしまうことで、脳に充分に回らず、仕事が捗らなくなってしまいます。お昼ご飯の後眠くなってしまうのも同じ理由ですね。
朝が眠い方、便秘気味の方には特にこの「プチ断食」をおススメします。
一日の食事サイクルは?
では、昼食と夕食はどうすればよいのでしょうか?
昼食の摂り方
朝食を抜いたので、お昼はたくさん食べて良いかというとそうではありません。
胃はタンパク質と炭水化物を同時に消化できないというのをご存じでしょうか。
最初に2時間かけて炭水化物を消化し、その後タンパク質を3時間かけて消化するというサイクルになっています。胃に負担をかけないようにおにぎりなどの炭水化物を中心に腹八分だけ摂りましょう。
夕食の摂り方
夕食には、できるだけ薄味のものを摂るようにします。
緑色の濃い野菜をたっぷり食べて、お肉などは適量、そして夜は炭水化物は控えましょう。
消化も早くなり、良質な睡眠をとることができるため、美容と健康に効果的です。
お酒を飲む方は適量であれば飲んでも大丈夫です。
夕食は出来れば6時、遅くとも9時には済ませるようにしましょう。
さっそく試してみたい「プチ断食」の健康効果
断食なんて無理、と思われている方は多いかもしれませんが、「プチ断食」なら一度習慣として取り入れてしまうと、意外に手軽に続けられるものです。胃腸に負担がかかると様々な身体の不調を引き起こすことになります。プチ断食を日常の習慣にできると、体が軽くすっきりすることを実感できるでしょう。
美容や健康に気を付けられている方にこそ、この食事法、「プチ断食」をおススメします。
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