敢えて食べてみた①コンビニおにぎり弁当

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諸事情により、しばらくの間自炊ができないことになりました。

普段そんなときは、何とか少しでもよいものを食べようと、和食系の居酒屋に行ってみたりいろいろやってみるのですが、今回は敢えて普段から「絶対からだによくない」と思っているものを食べてみることにしました。

ちょっとした、映画「スーパーサイズ・ミー」 のようなものです。

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もうすっかり古い映画ですが、見た時の衝撃は今も忘れません。砂糖に中毒性があることを知ったのも、この映画がきっかけでした。

映画についてはまたの機会に。ご興味がある方は、ぜひご覧ください。おススメです。

今回食べてみたのはコンビニのおにぎり弁当です。

基本、私にとっておにぎりは困ったときの「お助け食」です。

たいてい「権兵衛」などのおにぎり専門店で買うか、それができないときは「塩むすび」かせいぜい「梅にぎり」を選びますが、今回はこんなおにぎり弁当を買ってみました。

・ 明太子にぎり

・ かつおフレークマヨネーズ和えにぎり

・ 昆布佃煮にぎり

おかずは、玉子焼き、ちくわ磯辺天ぷら、鶏つくね、ウインナー、漬け物 です。

食品表示ラベルはこんな感じです。

まずは食品添加物をチェック。定番が勢ぞろいです!

もうご存じですよね。「/」の前が食品、後ろが食品添加物です。食品添加物がどのくらい入っているか確認するときには「/」の後ろにどれくらい品目が並んでいるかチェックしましょう。

調味料(アミノ酸等)

味付けに化学調味料が使用されています。一般的な市販の加工食品には使用されていないほうが珍しいです。遺伝子組み換え技術で、大量のアミノ酸を吐き出すアミノ酸生成菌がつかわれています。

「等」といのがクセモノで、アミノ酸以外にグルタミン酸ナトリウム、イノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウム等々使われていても、その使用目的が調味であればまとめて「調味料(アミノ酸等)」と記載すればよいことになっています。なので、実際何が入っているか私たち消費者にはわかりません。

酸味料

酸味をつける目的で食品添加物が使われていることだけはわかりますが、実際に何が使用されているかが表示されていません。このような「グループ名表示」もちゃんと認められている表示方法なので、仕方ないですね。「酸味料(グリシン)」などと記載してくれるとわかりやすいのですが。おそらく酸味をつける目的で、いろいろな食品添加物が使用されているのでしょう。

pH調整剤

保存料として使われています。現在、ほとんどのコンビニ食にはこのpH調整剤が入っています。雑菌は酸に弱いので、食品を、すっぱく感じさせないぎりぎりの酸性に調整することによって食品の劣化を防ぐのです。

最近は「保存料」を嫌う消費者が少なくないため、イメージ向上のため(?)pH調整剤を使用するメーカーが増えているそうです。パッケージに大きく「保存料無添加!」と記載されている商品でも、食品表示ラベルを見てみるとこのpH調整剤が含まれていることが多いです。「保存料」に分類されている食品添加物を使用していない、ということはウソではないので、怒っちゃだめですよ。笑

グリシン

こちらは「酸味料」の逆で、「グリシン」という食品添加物名のみの記載で、何のために添加されているのかがよくわかりませんね。

もっともグリシンは食品につやと甘みを与える、他の調味料のうまみを引き立てるなど万能の食品添加物で、いろいろな目的で添加されているのです。アミノ酸の一種なので、グリシンが使用されていても「調味料(アミノ酸等)」にまとめられてしまうこともよくあります。

食品添加物として大活躍なのですが、安価に大量につくるには、アルコールを酸化して酢酸をつくり、それに塩素ガスを反応させてモノクロル酢酸を生成、さらにアンモニアを反応させて合成します。製造過程のモノクロル酢酸は劇薬で環境汚染のチェック項目、ってところはちょっとコワいですね。

安定剤(セルロース)

上記の「酸味料」や「グリシン」と異なり、ここではきちんと「安定剤の目的でセルロースという食品添加物が使用されている」ということがわかります。親切ですね。どんな場合もこのように、添加目的と添加物名の両方が記載されているとわかりやすいのですが。

「セルロース」とは繊維質のこと。これを使うと粉末などにサラサラ感を出すことができます。ここでは何に使われているのでしょうね。サラサラ感とは違いますが、安定剤としてマヨネーズ和えや明太子に使われているかもしれません。

加工澱粉

デンプンを化学処理してブドウ糖に化学薬品を結合させたもの。ややこしいのですが、「食品」として使用される場合と「食品添加物」として使用される場合とがあります。今回は「/」の後ろにありますから、食品添加物として使用されていることがわかります。

こちらもマルチプレイヤーで、増粘剤・糊料・安定剤・ゲル化剤・乳化剤などとして使用されます。今回はおかずのチクワやウインナー、鶏つくねなどに使われていたと考えられます。

デンプンとはいえ天然には存在しない化学構造なので、EUではベビーフードへの使用量上限が定められています。

膨張剤

こちらも使用目的だけで食品添加物名がわかりません。何が使われているかはわかりませんが、このお弁当ではたぶんチクワ磯辺上げ天ぷらの衣に使われているのではないかと思います。

香辛料

「香辛料」については、厚生労働省のQ&Aに、「香辛料を原材料とし、香辛味の付与の目的で使用される食品添加物の表示は『香辛料抽出物』又は『スパイス抽出物』(食品への表示においては簡略名、又は類別名である『スパイス』『香辛料』」も使用できる。) を用い、その他の名称は使用できない。」とあります。なので「コショウ抽出物」などと表示してはいけないそうです。そのほうがよっぽど親切だと思うのですが。

甘味料(ステビア)

南米パラグアイ、メキシコを原産とする菊科植物です。
熱水抽出された「ステビア抽出物」、品質改良による良質な高甘味の「レバウディオサイド」、酵素反応により糖の付加を行った「酵素処理ステビア」の3種がありますが、いずれも使用基準はなく、「甘味料(ステビア)」の表記です。
実質「ノンカロリー」なので人気があります。

カラメル色素

カラメルというと、砂糖を煮詰めてつくるプリンのてっぺんのカラメルソースを想像されるかたが多いかと思いますが、食品添加物のカラメル色素は亜硫酸化合物、アンモニウム化合物などを用いて化学的につくられるものです。

ほとんどの加工食品に含まれていて、色素系では使用量ナンバーワンを誇ります。

このお弁当では、鶏つくねや昆布佃煮に使われていると思われます。

カロチノイド色素

上述のカラメル色素は黒に近いこげ茶で(プリンのカラメルソース色)、このカロチノイド色素(「カロテン色素」「カロチン色素」と表示されることもあります)は赤や黄、オレンジなどの明るい色です。

成分を抽出する原料は非常にたくさんあります。おなじみのところでは、ニンジン、トマト、パプリカなどなど。もちろん天然抽出されたものばかりではなく、化学合成されたものもあります。何を使用しても「カロテノイド色素」とだけ表示すればよいことになっています。

このお弁当でしたら、ウインナーと明太子あたりに使われていそうですね。

ベニコウジ色素

カビの一種、紅麹菌から抽出された色素です。かなり古くから使用されてきた色素で、安全性は高いとは言われていますが・・・そもそもこんなに色素を入れなければならないのでしょうか。

やっぱり見た目に鮮やかでないとおいしいお弁当に見えないのでしょうか。

このお弁当でしたらやっぱりウインナーと明太子が対象でしょう。色素がぜんぜん入っていなかったら、いったいどんな色をしているのか心配になります。

香料

香料はすべて食品添加物として扱われます。動植物から抽出・混合した天然香料と、化学的につくられた合成香料とに分類されます。

できあがりから時間が経過していても、お弁当を開けた時にふわ~っとおいしそうな匂いがしないといけないんですね。

食品の香り成分は極めて微量で多数の成分から構成されていて、コーヒー豆で800成分以上、鶏肉でも170成分ほどあるそうです。そのため各香料メーカーさんの香料ブレンドレシピは企業秘密だそうですよ。

発色剤(亜硝酸Na)

食品に透明感を与え、血液と結びついて血液の赤みを発色させる成分です。一時は使用が禁止されていました。現在ではハム、ウインナー、タラコ、スジコ以外にはほとんど使用されていなません。亜硝酸Naを加えないと、おいしそうな肉色が出ないんですね。

禁止されていた理由は、肉や魚のアミンと結びつくと発がん性のあるニトロソアミンに変わるためです。また、肉の成分であるミオグロビンと結合して発がん性物質のニトロソミオグロビンを生成することがあります。添加量については規制がないが、残存量については今も厳しい規制があります。
野菜には多量の硝酸塩が含まれており、ヒトの体内で亜硝酸に変わるため、ヒトの唾液には亜硝酸塩が多量に含まれている。

このお弁当ではやっぱりウインナーと明太子ですね。

酵素

酵素ってなんだかからだによさそう!って思ってしまいますね。

酵素は生物の生体細胞によって生産されるタンパク質の一種です。

食品もデンプンやタンパク質などいろいろな成分が集まったものですので、それらの成分への働きを期待して酵素が添加されているのです。たとえばβ-アミラーゼという酵素には、デンプンの老化を防ぐといはたらきがあります。

そのような目的で、加工食品をつくるときにはたくさんの種類の酵素がつかわれますが、酵素は熱を加えると失活するので、その場合食品表示ラベルへの表示は免除されています。加工食品では、そのほとんどが最終工程で加熱されますのであまり表示されません。

今回は・・・やはり明太子ですね。明太子は酵素が失活するほどの過熱をすることができないので、食品に残存するため表示されることになりました。

あまりにたくさん添加物が記載されているので、すっかり長文になってしまいました。アレルゲン表示や栄養成分表示にも触れたかったのですが、それはまた次回に!

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