せっかく酵素をたっぷり含んだ食材を食べるなら、効果的に酵素を摂り入れましょう!
■効果的な摂り方
① とにかくよく噛む
② すりおろす
③ 低速ジューサー
「すりつぶす」ことの大切さ
すりつぶすことで細胞膜が破れ、酵素が活発に働くようになり、①〜③を意識しないで摂取した場合と比べて数倍の量の酵素を摂ることができます。もちろん、すりおろすことによって消化が良くなり、体内の潜在酵素を消化のために無駄遣いせずにすみます。
昔から「よく噛んで食べなさい」と言われていたのは、とても大切なことだったのです。
とにかくよく噛む
「よく噛んで」というのは一体どれくらいの回数のことを言うのでしょう。
諸説ありますが、一般的には「一口に30回噛む」という意見が多いようです。中には100回とかいう説もありますが、食事に時間がかかりすぎてしまいますし、第一疲れちゃいますよね。続かなければ意味がないので、まずは「一口に30回噛む」ことを意識してみましょう。
噛むことのメリットには、酵素の効果的な摂取以外にも、
(1) 満腹中枢が刺激され早く満腹になるのでそもそもの食べる量が少なくなってダイエットに効果がある
(2) 噛むことによって唾液がたくさん出ることにより虫歯菌が作る酸を薄めるため、虫歯予防に効果がある
(3) あごの運動が筋肉の刺激となって脳に伝わり、脳の働きを活性化する
(4) 唾液に含まれて居る「パロチン」という成分が、アンチエイジングに効果がある
と良いことづくめなのです。
ぜひ習慣として積極的に摂り入れましょう。
※注意点
筆者は生野菜をばりばりとよく噛みすぎて歯茎が腫れたので歯医者にいきましたが、医師からは歯根が割れたら抜くしかなくなるぞ、と注意を受けました。これが恐怖となり、低速ジューサーを購入しました。固いものを噛むときは力任せではなくゆっくりとよく噛んでください。
すりおろす
おろし器は、刃がとがっているものを選びましょう。
いくらすりつぶすのが良いとはいえ、刃先の丸いおろし器で負荷をかけると摩擦などにより酵素そのものが死んでしまうからです。
すりおろしたら、なるべく早く食べましょう。
すりおろしたあと時間が経つと酸化が進み、酵素は激減してしまいます。酵素は空気に触れると減少する性質を持っているので、酸化は大敵です。つまり、お弁当についている大根おろしや飲食店の作り置きのものにはほとんど酵素は残っていないと考えたほうが良いでしょう。
すりおろし野菜の中でも特におすすめはダイコンとキュウリです。
※ショウガを少量加えることもおすすめします。
ダイコンはすりおろすことによって酵素が数倍どころか数十倍にも増えます。また、すりおろすことで薬効成分が活性化し、がん予防に効果的な「スルフォラファン」という栄養素が増えます。キュウリには「ホスホリパーゼ」という脂肪分解酵素が大量に含まれています。ドレッシングやソースとして積極的に献立に組み込んでみてはいかがでしょう。
参考:
Dr.鶴見の体の中からきれいにする 酵素ごはん ハードカバー – 2012/10/19 鶴見クリニック院長 鶴見隆史 (著)
低速ジューサー
ジューサーを購入するのであれば、低速ジューサーをおすすめします。
野菜や果物をジュースにすると消化が良くなり、細胞が壊れて酵素が活性化します。また、野菜を500グラムサラダで食べようとすると大変ですが、ジューサーならかさが減るので簡単に摂取することができます。
その際低速ジューサーが良い点は、摩擦熱で酵素が変形する心配がないことです。高速ジューサーの回転数は1分に約37,000回転。一方低速のものは1分に約80回転。高速の遠心力で飛ばすジュースは、その分酸素に触れる時間も増えるので酸化が早まってしまいます。
ゆっくりすりつぶすように搾るタイプのものを選ぶようにしましょう。
またジュースを作る時は、果糖を摂りすぎないよう、なるべく野菜を中心にしましょう。
上記で紹介した書籍の著者である鶴見隆史先生ご推薦のヒューロム低速ジューサーはこちら
です。私も使っています。
コメント