リラックスタイムに飲み物を一杯。ホッとしますね。
人によってコーヒー、紅茶、緑茶など色々と好みがあると思います。
それぞれの特徴を知って、より効果的なリラックスタイムが過ごせるとよいですね。
コーヒー
コーヒーの香り成分に含まれるポリフェノールの一種、クロロゲン酸の効能が注目されているそうです。抗酸化作用があり、体内の発がん性成分であるニトロソアミンの生成を抑えることが分かっています。日本では、コーヒーががん細胞の転移を抑制することが報告され、アメリカではコーヒーをよく飲む人は大腸がんになりにくいという報告があるそうです。
また、コーヒーといえばカフェイン。
カフェインにはメリットデメリットの両方がありますので、正しく理解をしておくことが大切です。
メリットとしては、集中力アップ、疲労回復、利尿作用、脂肪燃焼など。眠気ざましにコーヒー、は定番ですね。集中力アップには1時間前にカフェインを摂取するとよいと言われていますので、大事な会議で眠くならないように…という目的では、その会議の1時間前にコーヒータイムを作っておくとよいかもしれません。
デメリットとしては、カフェインには中毒症状を起こさせる危険性があるということです。眠気ざましに効果的なコーヒーですが、飲みすぎには注意したいところです。
また、コーヒーは胃酸の分泌を促進し、胃を刺激することもあるので、胃が弱い人は控えめにしたほうがよいかもしれません。
紅茶
一方、紅茶には、血管を守る効果があるカテキン、抗アレルギーや殺菌効果をもつタンニン、テラフラビンやフロボノイドなどの成分が含まれています。
そのため、
・ 活性酸素除去
・ 糖分・脂肪分解効果
・ 脳卒中予防
・ がん抑制
・ 血圧上昇の抑制
・ 動脈硬化への効果
・ 殺菌作用
・ 歯垢予防
など、多くの効果があります。
コーヒー、紅茶の両者ともカフェインが含まれていますが、コーヒーのカフェイン含有量は紅茶の3倍。
胃腸が弱くカフェインが苦手な人は、紅茶を選ぶとよいですね。
緑茶・麦茶
緑茶にも、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄分、ミネラル、βカロチンなど多くの栄養素が含まれています。
また、コーヒー・紅茶同様カフェインも含んでいます。
また、最近は緑茶のテアニンという成分が注目されています。テアニンとは、玉露など高価なものの新茶に多く含まれる甘味や旨味の成分で、アミノ酸の一種。玉露に40度のぬるいお湯を注いで3分ほど待つとテアニンが抽出できます。昼に飲むと集中力がアップし、夜に飲むと睡眠剤になるそう。
麦茶に含まれるピラジンという成分には、血流を改善する効果があることが農林水産省の研究などで分かっています。また、麦茶はノンカフェインの飲み物でもあります。
カフェインが含まれている飲み物は利尿作用があるため、暑い炎天下や運動中の水分補給にカフェインを含む飲み物を飲むと脱水症状を招く危険性があるので、麦茶やほうじ茶がおすすめです。
麦茶が夏に大活躍するのも納得ですね。
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