花粉症やアトピー性皮膚炎、糖尿病、その他の生活習慣病…治したいですよね。出来れば一発で治してくれる薬や機械があればベストなのですが、なかなかそうはいかず、苦労と苦痛をともなって、それでも治ってくれません。病気ではなくても痩せたいとか若返りたいとか…これらも悩み深い人にとっては簡単ではありませんよね。それぞれに皆苦労して頑張っています。
医学の進歩と生活習慣
これまで、それぞれの症状は、その人の体質であって主に遺伝の側面から考えられてきました。しかし、医学の進歩は日進月歩と言われる反面、なぜか右肩上がりに急増しているのは、戦後わずか数十年間の生活習慣や環境によるところが大きいと言わざるを得ません。習慣や環境というのは、社会全体、個人にとっては毎日の仕事、毎日の睡眠。そして毎日の食事です。
このブログでは食生活を改善することによって健康になりましょうと言いたいです。食事の習慣を変えることもストレスを伴いますが、それはほんの少しです。
遺伝と諦める必要がなくなったことはラッキーです。習慣を改善すれば必ず悩みも改善します。そのためには、まずは心を正しく持つことが大切です。
心を正しく持つ
心を正しく持つとは、例えばこんなことです。
一瞬で願いを叶えてくれる便利なものはない。だけど、今までの生活を見直して、ちょっと恥ずかしいけど間違いは素直に認めて改善しよう。機嫌なおして前に進もう。そうするとなんとかなっていくのかも?
…と、こんな程度のことです。
人には親切にしようとか、ズルしちゃいけないくらいのレベルです。つまり、誰が悪いとか世の中が悪いとか、自分の外にそういった犯人探しをしても目標には近づかないどころか大切な時間の無駄になります。外に責任を追求せず、自分が一番コントロールしやすいものは自分だと知れば良いのです。
「継続は力なり」は本当か?
「継続は力なり」と言いますが当然、正しいことです。だから人々に言い伝えられます。ただし、これは結果論です。これから始める人に言っても無駄です。
つまり、これから続けるべきこと、このブログでは「正しい食事の習慣」ですが、勉強でもトレーニングでもダイエットでもいいですが、「継続は力なり」は結果的に成功している状況で言えることで、これから始める人にとってはしんどいだけにほかなりません。
「万里の道も一歩から」のほうが気分的にまだ軽いでしょうか。
「あなたならやれる!」と言われたほうが嬉しいでしょうか。でも、そのときに感じた熱い思いは明日忘れるでしょう(笑)。
そういった断固たる決意ではなく、少し正しい心を持てば、なんとなく始めていたかのように、気づいたらちょっとやっていて、少し改善していたという程度にまずは自分をもっていくことが容易にできます。そうなればあとは何も苦労することはありません。それこそが近道です。
人はストイックになれない
人はストイックにはなれません。
だから、「継続は力なり」を他の言葉に置き換えて、そして「考える」ようにしましょう。
「人はストイックにはなれない。好きだからやれるだけ。」という意味に置き換えて、これから始めることを考え直してください。
そうすると、
苦しいダイエット、頑張るぞー!
ではなく、どうやったら、今の食生活を変えて自分は苦も無く日々やっていくのだろう?と頭が回転しだします。自分をコントロールする工夫をしだします。ダイエットの教本通りにやったところで、おもしろくなければ続きません。必ずやめてしまいます。
人はストイックにはなれないのです。継続なんて無理なのです。しかし、気が付けば続いてたと自分を喜ばせることは可能です。
例えば、ダイエットしたい人は、その人なりに無理に食事制限をすれば続きません。人間も動物ですので、食べたい!という気持ちは絶対に押さえられないからです。
では、断食(ファスティング)を例にとりますが、断食など無理に決まっています。ところが、やるべきことの意味、その効果など正しい知識を理解できればどうでしょう。何も口にしないのが断食と思っていたら意外に水は好きなだけ飲んでも良いみたいだし、他にも口にして良いものがあったり、栄養が足りなくなるのかと思えばそうではなかったり、1日よりも短い断食だったり…。いろんな方法がありますし、案外自分の思い込みと違っていたりします。そしてその方法の意図するところが腑に落ちれば、おもしろそう、自分の状況がなんとかなるかも、と関心をもつことができて、まずは始められそうです。さらに少しの成功の実体験や、やっているときのちょっとした爽快感、その後の効果などを実感できればさらに気分良くできるのです。食を絶つという荒修行と思っていた世界も、一緒に断食した友達と笑い話をしたり、お互いの効果を話すと一変ゆるい世界にもなります。その経験が次の断食もできるという良い循環になり継続した習慣になります。そのころには断食を習慣にする必要すらなくなっています。やろうと思えばいつでもできるあなたの自信になっていますから。
人がストイックになれないのは、だいいちストイックな状況が継続するような毎日を送るのは苦痛でそれに終わりが無ければ良い生活とは言えないからです。そもそもが無理なのです。ストイックな毎日は勤勉な日本人にとっては美徳かもしれませんが、そういうことはもう終わりにして何かを達成するために自分ならどうやれば楽しんでやるだろう?なんとなく自然にやるのだろう?と考えて、心を正して実行することです。
天才?
野球のイチロー選手はインタビューされるとき、「天才」と言われるといつも返答に困っている様子に見えます。彼の言い分は、自分は天才ではない、野球が好きだからやってるだけという、それだけをいつも伝えようとしています。
出典 lifevancouver.jp
ボクシングの辰吉丈一郎さんは、日本では当時最も若くして最短で世界チャンピオンになりました。網膜剥離になって日本のルールでは試合が出来なくなっても海外で試合をしたり、いくつになっても練習をして試合をしています。やはり、インタビューで「なぜそこまで苦しみながら努力を続けるのか?」という質問に対して、苦しんでなどいない。自分の試合は一試合一試合が芸術作品。好きでやってるだけ。と回答します。
出典 www.joe-tomorrow.com
モチベーションよりインスピレーション
また、自分を楽しんでやらせることを考える際にモチベーションよりインスピレーションを大切に考えましょう。神様とか霊感とかそのような意味ではなく、自分の中から実際に湧き出ている小さな力です。モチベーションはどちらかというと、他人に褒められたり、感謝された場合に得られる大きな力で、つまり外から与えられることによって得られる性質のものです。それに比べてインスピレーションのようなものは、自分の中から沸々と出てくる熱望のようなものだったりワクワクするような性質のものなので、この違いを理解しながら考えましょう。
モチベーションの維持だけを考慮してしまうと、外から与えられるモチベーションは外の力によって一瞬で奪われ、結局、自分の外に責任を求めて終わってしまいますから。インスピレーションのようなものは、仮にいったん消えたとしても必ずまた湧き出てきます。終わらないものです。
頑張れ!
悩んでいる人に「頑張れ!」は言っちゃいけない、とよく聞きます。それはそうですよね。頑張れないからそうなっているのですから。あえてプレッシャーかけてどうするの?という話ですね。
でも人はついつい「頑張れ!」と言ってしまいます。この状況はこう捉えることができます。「あなたは頑張らなければいけません。義務です!」と言っているのではなく、「あ~なんてことだ、頼む、なんとかなってほしい、なんとかなってくれ~!」という気持ちです。つまり、祈りです。祈りのこもった応援です。
頑張りましょう~(^^)/
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